中西鈑金 ホーム >> デントリペアについて
①硬貨大の小さな凹みを『塗装せずに』復元できる。
②同じ凹みを鈑金塗装で直した場合に比べて、非常に安価にできる。
③同じ凹みを鈑金塗装であれば、3日~4日間、修理車を預けなければならないが、デントリペアであれば、特別な場合を除いて、わずか1~2時間の短時間で終わる。
④塗装をしないので色差やツヤの違い、ハダの違いなどが起こらない。
以上の4点が特徴であり、鈑金塗装との大きな違いです。
デントリペアで直せる凹みならば、早く、安く、塗装せずにの、この方法を私は勧めます。
デントリペアを専門業者に依頼する前に、凹みに一切、手を加えないでください。
余計なことをされると、余分に費用がかかったり、塗膜を割ってしまったりしたら、デントリペアの対象外になってしまうことも考えられます。
デントリペアでは、色々な形や、大きさの40種類以上のツールを所有しています。
所有しているツールではダメな場合は、工夫してツールを作ることもありますが、それでもダメならデントリペア不可と判断し、鈑金塗装での修理を勧めます。
デントリペアの対象になる素材は、鉄とアルミです。
鉄でも板厚が1㎜程度で、それ以上の板厚は対象外です。
(一般的な小型車の外板は、1㎜以下です。)
最近の高級車に、軽量化と強度を目的とした『超高張力鋼板』が多く使われていますが、
これもデントリペアOKです。
デントリペアで修理するのに基本的には、ボディカラーは、ほとんど関係ありません。
ただ、修理完了後、どちらかと言えば、黒などの濃い色より白っぽい色の方が修理痕が分かりにくいようです。
デントリペアの作業をするのに邪魔になるような荷物が積んであれば、下ろしてきてください。
(1) デントリペアは、どんな凹みでも対応出来るものではありません。
デントリペアで対応が出来ない場合は、板金塗装を施すことになりますので、
費用は上がります。
(2) 修理できるツールが隙間から凹みの裏に入らなければ対応できません。
ツールを入れる入り口がない場合など、支障がなければ、見えない所にツールを入れる穴を開けて修理する場合もあります。穴を開けて作業をした場合、水や泥などの侵入が考えられる場所ならば、防水シールを付けてメクラブタなどで適切な処理をします。
(3) デントリペアでは凹みは消せますが、キズは残ります。
凹みの部分や近くにキズがある場合、鈑金塗装ならば、それらも同時に消せますが、デントリペアの場合、凹みは直せますが、キズはそのまま残ってしまいます。
(4) ドアの凹みを直す時、ドアのトリム(内張)を外してデントリペアを行います。
一般的な車両ならば、トリムの脱着工賃は、デントリペアの工賃に含まれます。
ルーフ(屋根)の場合でも同じで、内張を外しての作業になるのですが、ルーフライニングを脱着するのは、かなり手間のかかる作業なので、それの脱着工賃は別途になります。
硬貨大程度のデントリペアの工賃より脱着工賃の方が高くなってしまうこともあります。
(5) 同一パネルでのデントリペア費用について
同一パネルに多数の凹みがある場合、それぞれの凹みに料金が発生する為、割引はさせてもらいますが、合計金額がかなりかさんでしまうケースもあります。
こういう時は、鈑金塗装での修理と比較して選択されるのがいいでしょう。
(6) 鈑金塗装とデントリペア、状態と金額を比較してお選びください。
鈑金で凹みを修理する場合は、たとえ多少の失敗があっても、塗装でカバーすることが出来ますが、デントリペアで修理する場合は、デントリペアの仕上げが最終仕上げになる為、出来ません。
その為、デントリペアでは、塗膜を割らないように、作業の始めから終わりまで細心の注意を払い続けなければなりません。
凹みの状態で、可能な凹みを分かりやすく言うと、親指で押さえたようなカドのない浅い凹み。
一方、不可は、尖った物が当たっての凹みや、深い凹みなどです。デントリペアでの修理が可能か、或いは対象外なのかは、素人の判断では無理だと思います。
中西鈑金の専門スタッフが、現車を見せてもらった上で判断させて頂きます。
プレスラインが凹んだ場合でも、その程度によって、修理出来ると予想する場合もあれば、出来ないと予想する場合もあります。
出来ないと予想する場合は、主に凹みが深い場合などで、修理中に塗膜が割れてしまうからです。
デントリペアは、先にも述べたように、塗装をしない修理方法なので、塗膜が割れたら、修理は失敗となり塗装を必要とします。
他にも可能な場合、不可の場合のケースはありますが、ここでは細かな説明をしにくいので、見せてもらった上での判断になります。
凹みの大きさについては、基本的な対象は、ゴルフボール大程度ですが、浅い凹みであれば、20㎝程の大きなものでも可能な場合もあります。
それから、デントリペアの作業方法は、凹みの裏にツールを差し込み、裏から押し出して修復をします。その為、修復可能なツールが凹みの裏に入って作業が出来ることが、絶対必要条件です。